Axiセレクトは「Fintokei(フィントケイ)」とは違うちょっと変わったタイプのプロップチャレンジです。
仕組みはかなり複雑で、ブラックボックスも多いのですが、なるべく簡潔にまとめてみました。
Axi Selectとは?
特徴
Axiセレクトは、海外FX界隈では不人気な「Axi」が運営するプロップチャレンジのようなサービスです。
日本では2023年9月頃ローンチされ、私は10月から参加しています。
Fintokei(フィントケイ)のようなプロップチャレンジ業者と大きく違うのは、チャレンジ料の支払いがなく、参加者自身のリアル口座で運用することです。
Axi独自の評価基準であるエッジスコアと、ステージ毎に5%の利益目標などをクリアした参加者に対して、最大100万USドル(自己資金の250倍)を提供し、その利益の最大90%をパフォーマンスフィーとして分配するというサービスです。
失格となるのは口座全体の損失率が10%を超えたときだけなので、Fintokei(フィントケイ)と比べて失格しにくい仕組みになっています。
参加者自身のリアル口座にはキャッシュバック業者の紐付けOKなところも嬉しいポイントです。
一方で、それなりの額の収益分配が期待できるステージへの昇格にやたら時間がかかって資金拘束されることがデメリットです。
Axiについて
Axiは、AxiTrader Limited (AxiTrader)の商号であり、同社は国際事業会社としてセント・ビンセントおよびグレナディーン諸島で設立(登録番号25417 BC 2019 )され、金融サービス庁に登録されております。登録住所はSuite 305, Griffith Corporate Centre, PO Box 1510, Beachmont Kingstown, St Vincent and the Grenadinesです。
AxiTraderは、オーストラリアで設立されたAxiCorp Financial Services Pty Ltd(ACN 127 606 348)の完全子会社です。
AxiはオーストラリアのFX業者グループで、世界でもかなり大手の海外FX業者です。
いつもゴールドのスキャメインにトレードしている私は、スプレッドがかなり狭くてスリッページもほとんどないAxiをメイン口座として愛用してます♡
そんなAxiですが、日本人ユーザーはまだまだ少ないようです。
2023年11~12月に開催されたマネチャのキャッシュバックバトルでは、Exnessと比べて入賞ラインが極端に低かったのが印象的です。
なんでそんなに人気ないの?って感じなのですが、理由はこんなところでしょうか。
・2018年に一度日本撤退、2022年に再上陸したばかりのため認知度が低い
・入金ボーナスキャンペーンをめったにやらない
・日本国籍ではIBに登録できない(っぽい)のでインフルエンサーが積極的にとりあげない
プロモーションよりも取引コストの圧縮を優先してくれている優良業者だと思っています。
Axiセレクト口座の開設方法
Axiセレクト専用口座は一律USD建です。
①既にAxiの口座を持っている場合
クライアントポータル(会員ページ)> Axi Select
から追加開設できます。
※追加口座開設の場合、最初に開設した口座種類と同じものが自動選択されます。
②Axiに口座を持っていない場合
口座開設時にオプションで「Axi Select」にチェックを入れると作れるらしいのですが、やったことがないのでわかりません。。
口座種類ですが、Axiセレクトでの利益率を高めるならプレミアム口座がオススメです。
キャッシュバック業者の紐付けも可能なので、絶対にタリタリ経由で登録しましょう!
※キャッシュバック込みの取引コストはスタンダード口座の方が安いです。
Axi select 6つのステージ
シード
シードステージは、エッジスコア50をクリアするとスタートします。
※エッジスコアについては3章で解説しますが、Axi独自の評価基準です。
※0.01ロットで何回か勝てばスコア50はクリアできるはずです。
サポート情報では、新規口座開設した方だとまずは20トレード必要らしいです。
このステージの自己資金入金額は$500、Axiから10倍の資金提供を受け$5,000のアロケーション口座を運用することになりますが、まだ収益分配はありません。
チュートリアルステージみたいな感じです。
最低滞在期間の30日間(土日を含む)で20トレード以上し、利益率5%、エッジスコア60を超えればステージクリアです。
※30日以上滞在してもOKですが、月に5トレード以上する必要があります。
※サポートによると、ピラミディングやナンピンで同一通貨・同一方向の複数ポジションを保有しても1トレード扱いになるらしいのですが、ダッシュボード(管理画面)上では複数トレードとしてカウントされます。
※20トレード以上で利益率5%をクリアしていれば、エッジスコア60も自動的にクリアできていると思います。
あとは30日経過するまでに、自己資金を$1,000以上になるように追加入金して放置するだけ。
もちろん、トレードで稼いで自己資金を増やしてもOKです。
インキュベーション
シードステージで条件をクリアしたら、ダッシュボード上で「Next Stage/次のステージ」ボタンを押すことができます。
ボタンを押さずに待っていても次のステージはスタートしません。
インキュベーションステージの最低入金額は$1,000、Axiから10倍の資金提供を受けて$10,000のアロケーション口座を運用し、利益の40%が分配されます。
※自己資金口座の利益+その4倍がもらえることになります。
自己資金を$2,000入金すれば資金提供の最大額$20,000のアロケーション口座を運用することになります。
インキュベーションステージの最低滞在期間は60日。40トレード以上し、利益率5%、エッジスコア70を超えればステージクリアです。
※エッジスコア70クリアにはちょっとコツがいるかもしれません。
口座残高を次のステージの最低入金額である$2,000以上に調整して、また放置です。
昇格にやたら時間がかかるのがAxiセレクトの特徴ですね。。
アクセラレーション
だいたい仕組みが分かってきたんじゃないかと思いますが、アクセラレーションステージの最低入金額は$2,000、Axiから25倍の資金提供を受けて$50,000のアロケーション口座を運用し、利益の50%が分配されます。
※自己資金口座の利益+その12.5倍がもらえることになります。
自己資金を$4,000入金すれば資金提供の最大額$100,000のアロケーション口座を運用することになります。
資金提供額は「Next Stage/次のステージ」ボタンを押す直前の残高×25で固定です。
とりあえずで$2,000スタートした場合、途中から増額はできません。
インキュベーションステージの最低滞在期間は60日。50トレード以上し、利益率5%、エッジスコア90を超えればステージクリアです。
※エッジスコア90はかなり難易度高そうですが、ここまで利益を積み重ねられれば不可能じゃないと信じたい。。
現時点でスコア90をクリアしているのは世界でも23人だけです。
(2024年2月28日時点)
口座残高が$2,000以上になるように出金/資金移動しておきましょう。
※出金にはややこしいルールがあるので要注意
アクセラレーションステージには、2024年2月28日時点で36人が到達しています。
プロ
ここから先は、世界中でまだ誰も到達していないステージです。
(2024年2月28日時点)
※最低滞在期間さえクリアすれば昇格できる方は数名います。
プロステージの最低入金額は$2,000、Axiから100倍の資金提供を受けて$200,000のアロケーション口座を運用し、利益の70%が分配されます。
※自己資金口座の利益+その70倍がもらえることになります。
プロステージの最低滞在期間は60日。50トレード以上し、利益率5%、エッジスコア90を維持すればステージクリアです。
口座残高が$2,000以上になるように出金/資金移動しておきましょう。
プロ500
プロ500ステージの最低入金額は$2,000、Axiから250倍の資金提供を受け$500,000のアロケーション口座を運用し、利益の80%が分配されます。
※自己資金口座の利益+その200倍がもらえることになります。
そろそろエグい額になっていると思います!
プロ500ステージの最低滞在期間は60日。50トレード以上し、利益率5%、エッジスコア90を維持すればステージクリアです。
口座残高が$4,000になるように出金/資金移動しておきましょう。
プロM
最終到達ステージのプロMです。
プロMステージの最低入金額は$4,000、Axiから250倍の資金提供を受け$1,000,000のアロケーション口座を運用し、利益の90%が分配されます。
※自己資金口座の利益+その225倍がもらえることになります。
月に5%取れれば650万円くらいですね✨
月に5トレード以上、最低入金額$4,000以上の証拠金を維持し、口座の損失率が10%を超えない限りはプロMステージ維持です。
隔離と降格
Axiセレクトは、Fintokeiのようなプロップチャレンジと違い、即失格とはならない仕組みです。
口座全体の損失率が10%を超えると、ポジションは強制LCされ、2週間の隔離期間(資金提供停止期間)に入ります。
エッジスコアが各ステージの基準を下回ったり、最低入金額>証拠金残高>損失率10%の状態になったとしても、隔離条件とはならないとのことです。【2024年1月11日追記】
※隔離期間も自己資金口座は動かせるはずですが、経験がないのでわかりません。
隔離2回までは、隔離期間終了後、最低入金額とエッジスコアをクリアできていれば、1つ前のステージに降格して再開可能です。
3回隔離されてしまうと、シードステージからやり直し(失格)となります。
プロステージまで昇格していた場合、隔離2回までは再度プロステージからやり直すことが可能です。
簡単に失格しないとはいえ、これまでかけてきた時間が無駄になってしまうので、資金管理には十分気を付けましょう!
Axiエッジスコアとは
エッジ・スコアは、スキル、リスク、一貫性という、トレーディングの3つの測定可能な要素を加重平均したものです。これらの要素を加重平均し、お客様の取引経験に応じて割引係数を掛けます。
エッジスコアの加点・減点ルールは開示されていません。
ものすごくざっくり言うと、勝てば上がって負ければ下がっていくのですが、計算式は全くわかりません。
パフォーマンスフィーの受取方法
パフォーマンスフィーの受取は申請不要です。
毎月1日9:00頃(日本時間)に、Axiセレクト口座へ自動的に入金されます。
月中にステージ昇格した場合、Next Stageボタンを押したタイミングで、未精算のパフォーマンスフィーがAxiセレクト口座へ入金されます。
出金タイミングには要注意
Axiセレクト口座からの出金ルールは難しすぎて全然理解できていませんが、毎月1日のパフォーマンスフィー支給後、新規トレード開始前に出金しないと、アロケーション口座の利益が喪失してしまうようです。
とりあえず、月中の出金は厳禁ということだけ覚えておきましょう!
※出金自体は可能です。
必ず出金ルールをよく読んでおきましょう。
キャッシュバックサイト経由で口座開設!
海外FXをやるなら登録しないなんて有り得ないのがキャッシュバック業者です。
キャッシュバック業者経由で口座開設すると、取引スプレッドの一部をキャッシュバックしてくれます。
一応アフィリンク貼っておきますね!
Axiはタリタリ紐付けが一番キャッシュバック率が良いのですが、最初に開設した口座が他社経由だと、追加開設したAxiセレクト口座も他社紐付けとなります。
※マネチャは最近トラブルが多いので、個人的には非推奨です。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました✨
Axiセレクトはどう思いましたか?
チャレンジ料なしでどうやって利益出すつもりなのか不思議ですが、本当にAxiの自己資金を提供しているのかもしれません。
また、Axiは海外ではコピートレードサービスも展開しているようなので、プロステージ以上の上手い人のトレードはそちらに利用されているのかもしれません。
リスク金額は自己資金口座の残高ですが、3回連続隔離されても数百$なので、Fintokeiなどのチャレンジ料とそれほど差は無いんじゃないかと思います。
Fintokei(フィントケイ)や海外プロップ業者と比較して失格ルールが緩い一方で、昇格にやたら時間がかかって資金拘束されるデメリットをどう考えるかだと思います。
私的には、のんびり条件をクリアすれば高額の運用資金を提供してもらえるのは素敵すぎると思って、普段のトレードの片手間で取り組んでいます。
急いで利益率5%をクリアする意味もないので、焦って「あたまきた」モードにならないのも素敵です。
最後になりますが、投資は自己責任でお願いします🙇
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